今回は保護犬(ほごけん)の里親を経験して良かったことや難しいなと感じたことを紹介します。
うちにはココ(トイプードル10歳)とルル(ヨークシャーテリア3歳)がいます。

ココは保護犬でうちの家族になったのは、3歳を過ぎてからなので成犬(せいけん)でした。対してルルは、ブリーダーさんから生後4ヶ月でうちの家族になったので子犬(こいぬ)でした。
この2頭を見ていると、成犬を家族としてお迎えする場合と子犬から家族としてお迎えする場合では、かなり違うとシミジミ感じます。
良いところと難しいところをこれから紹介しますが、ココもルルも可愛さに違いはありません!
保護犬であっても成犬であっても、愛情をもって接していればワンコは必ず愛情で返してくれますので、ご安心を!
それではまず「成犬の良いところ」を紹介します。
成犬の良いところ
初期費用(しょきひよう)が抑えられる
ココは保護犬として我が家にお迎えしたので、混合ワクチン代と雑費(ざっぴ)で1万円でした。(自宅の環境を整備するお金(滑らないように敷くカーペットやケージ、トイレトレーなど)は除く)
それに対して、ルルは子犬のときにブリーダーさんから直接我が家に迎え入れたので、15万円ほど必要でした。
ココとルルは同じブリーダーさんの子なので、価格を抑えていただきました。他のブリーダーさんやペットショップからのお迎えであれば、さらにお金がかかっていたと考えます。

見た目の変化があまりない
一昔前は、ワンコを捨てる理由に「子犬のときから外見が変わって可愛くなくなった」というのがありました。

今も同じような考えのやつがいたら、「ぶっ飛ばしたい!」ところですが、成犬をお迎えした場合はそのようなことはありませんよね。
トリミングや洋服などでイメージを変えることはできますが、ワンコの体長などの大きさや見た目は大きく変わりません。
そのため、トリミングで「このカットが似合いそう!」とか「あの可愛い洋服を着けさせたい♡」というイメージしやすいです。
トイレが完ぺき
ココは最初からトイレシートを設置した場所にしっかりとオシッコとウンチをして、しつけは必要ありませんでした。
ルルもブリーダーさんのところで練習していたおかげで失敗は少ないですが、成犬で迎えたココの方が完ぺきでした。

「オテ」や「オスワリ」ができる
ココはうちの家族になる前は、他の里親のところにいました。諸事情(しょじじょう)で飼えなくなり、保護犬としてブリーダーさんに一度は引き取られました。

すでに前の里親のところで、「オテ」や「オスワリ」は習得していたので、「マテ」や「フセ」を教えると簡単に覚えました。
元繁殖犬なので、美人(美犬)
元繁殖犬(もとはんしょくけん)に限った話かもしれませんが、お顔はかなり美人だと思います。
カインズなどに買い物に行ったときには、「可愛い!」とすれ違うヒトに言われます。
どう返せばいいかわからないので、いつも笑顔で立ち去りますが…
成犬の難しいところ
悪いクセは治らない
ココは「食糞(しょくふん:自分のウンチを食べる)」のクセがあります。家族に迎え入れる前にブリーダーさんから教えてもらい、すぐに片付けるようにしています。

だけど、目を離したスキに食べてしまうときがあります。
食糞したら「イケナイ!」と言って、嫌がる口の中をウェットティッシュで念入りに拭きます。「ウンチを食べると嫌なことをされる!」と教えていますが、未だにやってしまいます。
ルルはこの悪いクセをやったら怒られると学習しているので、食べることはありません。ヒトの二番目の子どもと同じで、要領がいいヤツなんです。
とにかく頑固(がんこ)
ルルは子犬のときから我が家の子どもなので、「オイデ」っていうとほぼ必ず来るような、とても素直な子に成長しました。
ココは同じように「オイデ」と言っても素直に来ることは稀です。ごはんやオヤツの時間だけは素直になりますが笑
また、一度自分が決めたことは絶対に曲げません。知育(ちいく)おもちゃで遊んでいるときも、中に入っているオヤツが出るまでは絶対に諦めません。とにかく頑固!頑固バァさんです!
それに対してルルは、これは出ないとわかるとすぐにくわえて持ってきて「開けて〜」とおねだりします。

まとめ
ココを我が家の長女として家族に迎えて7年が経ち、ルルが長男として家族に迎えて3年が経ちました。
この2頭を育てると成犬から迎えるのと、子犬から迎えるのは共通点もありますが、違うことも多いと経験してわかりました。
今回の記事が保護犬を迎える際に、お役にたてば嬉しいです♫